上の原の野焼きが行われました

4月24・25日に宝台樹スキー場の少し上の「 上の原 」にて野焼きが行われました。
野焼きの目的は主にススキ草原を維持する為に行います。野焼きを行う事で灰が栄養となり、丈夫なカヤに育ちます。
ここで刈り取られたカヤは町田工業という会社が買取り、全国の重要文化財で使われています。
さて、今年の野焼きですが、予定していた24日はあいにくの天候で下記のような天候でした

上の原野焼き初日
上の原野焼き初日

午前中から真冬のような寒さで大雪が降り中止となってしまいまいした。こんな遅い時期に雪が降ったのは十数年ぶりでしょうか?
ここの近くの水上高原ゴルフコースも4月28日オープンを予定していましたが雪が解けずに5月3日に延長することに決まったようです。
しかし宝台樹スキー場では雪がまだまだ残っていたのでリフトの運行は終了していますが、担いで登って滑っている方が多くいました。5月の連休辺りまでは場所によっては雪が残っているので担いで滑れそうです。
翌日の25日は昨日の天候が嘘のように晴れましたので、野焼きをする事に決まりました。前日の気温は3度で湿度が70%程で悪条件でしたが25日は気温8度の湿度29%ということで野焼きの条件にとても都合が良くなりました。
野焼きリハーサル
野焼きリハーサル

まず最初に上記画像のように火のつけかた消し方の作法等リハーサルが行われました。火の点け方は山の下の方から点けると一気に燃え広がってしまうので上からゆっくり点け、消すときは上記画像の杉の木を叩いて消す方法でした。一応背中に水を積んで消すジェットシューターという物も用意していました。
火入れ
火入れ

今回は3班に別れて火入れを行いました。その班の中で火を点け係、消火係等役割分担しましたが今回は雪が多くあったので消火班の出番はありませんでしたがケガ人も無く無事、野焼きが終了しました。
Aブロックの野焼き
Aブロックの野焼き

昔から野焼きと言う事で案内をしていましたが、野焼きにもいろいろ種類があり、悪い意味も含まれる場合もあるかもしれないと言う事で来年からは茅場焼き(カヤバヤキ)に改名を検討中との事でした。
この後はいつものように宝台樹民宿組合にて、おにぎりや、こごみの味噌汁等がでました。こごみは去年の冷凍ですがそろそろ藤原でもこごみやフキノトウが採れる時期になってきましたので是非お越し下さい